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    「叱り」って何だ?

    • 2014.04.14 Monday
    • 22:06
    「わたしは叱りません」という人が結構いるけど、
    「あれ?叱ってる…」って思う事、ある。

    「叱る」の具体例というか概念が違うんだね。

    多分、万人に共通するのは「怒鳴る」と「叩く」「蹴る」かな。

    「叩く」と「蹴る」をなぜ「体罰」と書かなかったか?

    「体罰」の概念も結構人それぞれなんだよね。
    私はチョークチェーンでジャークする事、
    素人が使い方も分からないまま引いて首を絞めている状態だけではなく、
    チョークチェーンを使った訓練をしている「プロ」がしているのも「体罰」だと思います。

    しかし、チョークチェーンを肯定する人は「合図」だと言うでしょう。
    ちゃんと使えば犬を傷つけず、犬にとって分かり易い合図を送れるのだ…と。

    「天罰法」というのもあります。
    これは犬の「体」を傷つけずに犬に分からせる方法だと思っている人には「罰」を与えたという意識はないだろうし、まして自分が犬を叱ったとも思っていないでしょう。
    犬に学習のチャンスをあげた…とすら思っているのかもしれません。

    私は、天罰法も典型的な叱りで罰を与えたのだと思いますが。。。


    「かわいそう」か否かで多くの人は「罰」や「叱り」なのかどうかを判断すると思います。
    「かわいそう」がちゃんと見れる状態の人なら、
    その人の心の中の「かわいそう」の指針に照らして判断する事で十分だと思います。

    しかし、それだとチョークは犬は痛くない、天罰法で犬は傷付かない…と信じている人は、チェーンショックを与える事や、酢水のスプレをぷしゅーっとする事を「かわいそう」とは思わないでしょう。

    むしろ、犬にちゃんと「イケナイ事を教えてあげている」と思っているでしょう。



    「行動分析学」の用語で、
    「正の強化」(Positive Reinforcement)、「負の強化」「正の弱化」「負の弱化」という言葉があります。
    「弱化」は「罰」となっている場合もあります。同じ意味です。
    「正の罰」「負の罰」となります。

    正の強化というのは、
    「正」=何かしたら、「強化」=行動が増えた、という意味です。
    同様に、
    「負」=何かが無くなったら、「弱化」=行動が減った、という具合になります。

    この「正の強化(Positive Reinforcement)」という心理学である行動分析学用語が、
    犬のトレーニングに使われるようになって、
    「Positive Reinforcement」が「陽性強化」と訳されたようです。

    http://ameblo.jp/dogluck-1678/entry-10402908172.html

    結果として行動分析学でいう「正の強化」とは違うニュアンスで使われています。

    「陽性強化」は褒めるしつけ
    「陰性強化」はしかるしつけ

    と認識されているようですが…ここに「叱る」「罰」への認識のズレが起っているなあ…と思います。




    怒鳴る叩く蹴るチョーク天罰ビターアップル…私は全部可愛そうだと思います。

    でも「かわいそう」は私の主観。
    「自分がされたくない」という判断基準もありますが、
    「私は殴ってでも教えて欲しい」という人もいるだろうし、
    「犬だから仕方ない」という人もいるでしょう。

    本当に「犬だから仕方ない」のか?
    ここにその人の「動物愛護」姿勢が見えますね。。。



    ただ、主観では「罰」を明確に出来ない……。


    そこで、スキナー博士は「行動」を徹底的に観察したんだな〜って最近思うようになりました。

    当初は、行動分析学の独特な用語を覚えるのに苦労して、
    「なんで「弱化」を「罰」なんて言うんだろう。混乱するなあ」って思っていました。

    というのは、行動分析学では「行動が少なくなる」=「弱化」は、「嫌子出現」する事や、「好子が消失」する事で起る、というのです。
    でも、「嫌子」だからと言って「不愉快」とか「不快」とか「痛い」とか…そういう概念は無いのです。

    やってみて、行動が減ったらそれは嫌子だったね…って事なワケで。

    だから、何が嫌子で何が好子なのかは、個体によって違うのです。…という所で私は混乱しました。
    だから、これまではずっと「嫌子」という用語の中に感情的な概念はない…とブツブツ頭の中で呟きながら…という感じでいました。

    弱化=罰についても同様です。

    結果として行動が減った事を「弱化」「罰」というだけの事で、
    「正の弱化」だから体罰を受けたに違いない…という事ではないのです。用語上は。。。


    ↑ここです、ここ!

    痛いとか可哀想は「主観」だからって書きましたよね。

    でも「行動の弱化」って「実際に起った事」なんですよ。

    「無駄吠え防止首輪」というのがあります。
    犬の首に巻いて、犬が吠えると電流が流れたり、嫌な臭いのスプレーが鼻先にプシュっとなるのです。

    吠えると即座に電流が流れるので、犬は吠えるのを止めます。
    それが何度か続くと、吠えると電流が流れる事を予想します。
    だから吠えなくなります。

    電流という嫌子が現れる(正)事で、
    吠える事が少なくなる(弱化)のです。


    これまで私は用語を誤解なく理解するために感情的な印象を持たないようにしてきたのですが…

    スキナー博士の著書に『罰なき社会』というのがあるそうです。
    私は未読ですが…。

    スキナー博士の実験は私も最初はギョッとしたりしました。
    タンタンと実験をして…

    でも、その結果「弱化」というものの正体がハッキリしてたのです。
    「行動」をすることを躊躇うようになる「弱化」の原因となる「嫌子」…これは「罰」や「叱り」なんですよ。

    個体によってモノの違いや程度の違いがあるかもしれません。
    でも、その個体にとって行動が弱化されていくような刺激(嫌子)は「罰」や「叱り」なのです。
    優しく声掛けしたつもりであろうが、
    合図のつもりであろうが、
    犬の行動が「弱化」される「刺激」は「嫌子」であり、それはその犬にとって「罰」「叱り」なのです。

    スキナーは、タンタンと行った実験の結果として、
    「だから、やっぱり「罰」は良く無いよ」って言ったんですよね。



    そして、この流れの中で大事な事がもう一つ分かりました。

    「支配性理論」リーダー論とかアルファシンドロームとか同様ですが…

    自分の中に犬に対して「支配性」は無い…と思っている人。
    自分を犬好きで、自分の犬をとても可愛がっていて…という人の中に、本人が全く気付いていない根深い「支配性」。。。

    これね…「弱化」をさせたがります。
    「支配性」があると、まず「どうにか弱化できないか?」という発想でトレーニングを組み立てようとします。

    支配性があると「直接的に弱化させたい」思いが強いのか、
    「別な行動に置換える」的な方法を嫌いますね。
    「別な行動に置換える」方法は、
    「問題行動」をしていようがいまいが「好子」によって「強化」された別な行動をさせる事です。
    結果として「問題行動」とは「別な行動」をするから、
    問題行動は止む…のですが、支配性のある人はこういう方法がどうも好きではないらしい。
    なんとかして、直接その行動を止めさせたい…となる。

    でも、それって弱化だから、必ず「嫌子」を登場させなければならない。もしくは好子を奪ってしまわなければならない。
    行動が弱化されるような嫌子が現れるとか、
    好子が消失するって、これはもう「罰」や「叱り」でしょう。

    だからスキナーは「弱化」はなるべくしないで…って言ったんですよね。


    「私は犬を叱っていません」という人の中で、
    本当に「弱化」を使っていない人がどれだけいるでしょうか?





    =======

    リードが張ることだけでも「罰」だと思います。

    でも、リードの張りという「嫌子」は、
    「ガッチャエクササイズ」で、
    「好子」にする事が出来ます。
    古典的条件付けの手続きを踏めばこういう事が可能です。

    レオはリードが張ることを罰を感じなくなりました。
    だから、笑顔を振り向きながら歩を止めます。

    これは「正の弱化」なのでしょうか?

    引っ張る→リードが張る→リード張っていない

    リードが張るが不快感を伴う嫌子で、
    それでレオが引くのを止めるのであれば「正の弱化」でしょう。

    でも…私、まだちゃんと整理できないのですが、
    ここでの「リードが張る」は古典的条件付けによって「好子」になっているのです。

    リード引っ張る→リード張る→振返って笑顔=リード張っていない

    これって、リード引っ張るという行動を弱化したのではなくて、
    リードが張る事が好子の現れる先行子となり、
    笑顔を振り向くという行動が強化された、と言って良いのかな?と。…まだ勉強中ですが。
    だから、これは「正の強化」だと思うんですよ。

    結果としてリードの引っ張りは無くなった。

    これが「叱り」=「嫌子」を使わない犬のトレーニングです。



    私は叱っていません。罰は使いません。

    と言っても、嫌子出現を使う弱化に該当する事をしているとしたら、
    それは何であれ、立派な罰で叱りだ、と、
    行動分析学のお陰で、私はやっと分かりました。



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