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    オヤツで犬を罰していませんか?

    • 2014.07.10 Thursday
    • 20:16
    http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/ryakureki.html

    『望月昭のホームページ: MARUMO50』

    上記サイトより、
    スキナーの『罰なき社会』を読む事が出来ました。


    行動分析学の存在を知って、少しだけ意味が分かって来て、
    そして『罰なき社会』を読んで、まさにコレだ!と思いました。


    皆、罰をけして良いものとは思っていなくて、
    出来れば、罰無しでなんとかならないか…って思っている。
    だから様々な議論があるのだけれど、
    その議論でさえ、
    まず「何をもって罰とするのか」のところでつっかえちゃってる。
    私にはそんな印象があります。

    痛さの強度によるとか、
    互いの関係性によるとか、
    気持ちがこもっていればとか、
    やられた方が納得すればとか…

    これ、どれも「ツカエナイ」。。。
    文言としては合っているようなのですが、
    正しい事を言っているような、
    そういう事はあるね、って納得しそうになるのですが、
    いざ、実際に事件が起って、それに当てはめると、
    「絶対的な指針」になってないんですね。
    見解が人それぞれに分かれてしまう。

    だから家庭内の児童虐待等を未然に防ごうにも、
    「こういう事すると、たとえ親でも社会の代表が家庭内に踏み込んででも子供を親と引き離しますよ」ってハッキリクッキリ明確に言えていない、のが現状なんだろうと思います。




    ところがですよ、スキナー先生の行動分析学では、
    「罰」が何か、
    もう、ハッキリクッキリしちゃってるんですよ。

    でも、これ、行動分析学の専門家…それを学んだ人しか理解してないようなんですよね。

    ブラック企業問題だって、この『罰なき社会』の中で、まるで予言のように書かれている。

    「賃金」は報酬…だと思いませんか?
    働いたら、賃金を貰える。
    賃金という良い事が起るから、人は喜んで働く……というのは、普通の一般的な考え方だと思うのです。

    だから、ブラック企業も「ただ他の企業より労働条件が厳しいだけの話しではないか?」と捉える人も多いのだと思います。

    これ、労働条件の違い…って話しじゃ無いんですね。

    『罰なき社会』の中でこう書かれています。

    =====引用します。========

    労働者たちは賃金のために働くのではなく、
    解雇されて生計がたたなくなることをおそれて
    働くようになってしまったのです。

    労働者たちは監督のもとにおかれ、監督者は、教師と同じように、叱るか小言をいうようなときにだけしか反応しようとしません。監督者が叱るよりも営める(原文ママ…褒める?)機会を見つけるように教えられると、労働者たちの仕事は改善され仕事が好きになったと言うようになります。労働と最終生産物との関係を明白にすることも大切です。


    =====引用ここまで========

    労働が賃金を得るという報酬を目的としてものではなく、
    解雇を恐れての、罰を避ける為の行動になってしまっているのです。
    これが「ブラック企業」というモノです。

    単に、給料が安いとか、拘束時間が長いとか、労働条件が悪いだけの話しではないのです。
    ヤリガイを持って働いているのであれば、人の心はそう簡単には疲弊しません。

    「労働と最終生産物との関係」も見えなければヤリガイは感じられません。
    また、常に叱責だけで、善い行いを褒められるという事も無く、
    労働条件はひらすら厳しく、報酬も少ない……しかし、失職する事を恐れて職場へ向かう。。。。
    これでは心が壊れてしまわない筈がない。。。



    ここで、私達が理解出来る事は、
    「賃金」は報酬とは限らない。
    その提示の方法によっては「罰」と成り得るという事。

    つまり、私達は通常、
    賃金は報酬だから褒め、
    叩くのは痛いから叱り…と判断しがちですが、
    問題は「何が」ではなく、どんな「機能」で働いたかなのですね。


    どんなモノでも、罰として機能させる事が出来るのです。

    犬のトレーニングで、食餌前に「オテ」や「マテ」をさせる。

    犬がこの後ごはんが貰える〜っと喜んでしているならば、それは報酬として機能しているでしょう。

    ところが、ウンザリと「これしないと飯もらえないし、やらないと叱られるしな…」という事であれば、この食事は罰的方法となってしまう。
    ブラック企業の賃金と同じです。


    ↑擬人化ですから、これでは想像に過ぎませんが、
    行動分析学でデータを取れば罰として機能しているか否か、調べる事が可能です。


    私の知識では…
    多分ですが…前者は食餌の前にオテやマテをする行動が増えれば、正の強化。

    後者は…どうするのかな?
    ちょっと分かりませんが…

    一見、どちらも食餌の前にオテとマテをさせているだけなのに、
    前者はオテとマテをする行動が増え、オテもマテも確実に上手に出来るようになっていく筈なんですが、

    後者はそうではない。…何かが違う。
    私はまだ行動分析学を使って説明出来ませんが、
    多分、オテと言われて前者は嬉々とし、後者はウンザリするんですよ。

    それで、従来のトレーナーさんは、
    「もっと楽しそうに!」とか言うのでしょう。
    でも、後者の犬にとっては「楽しそうに」言っても「白々しく」見えるだけなんでしょうね。

    これでは擬人化なのですが…行動分析学で説明出来ればなあ〜
    擬人化による主観的な想像ではなく、実際の犬自身の「思い」を分析する事が出来ます。



    オヤツだから報酬…とは限らない。
    大切なのはその使い方=機能。


    このあらかじめ報酬になりそうなモノを取り上げてしまい、
    「欲しかったら●●をしなさい」テキな方法は、
    一見「報酬」を使った犬に優しいトレーニングに見られると思うのですが、
    「好子消失阻止による行動の強化」であって、
    単純な「正の強化」ではないんですね。

    だから「好子消失阻止による行動の強化」だからダメというのも違うと思うのですが…

    単純な「正の強化」であれば拗れないと思うんですよ。

    レスポンデント条件付けがまだ十分でないウチに、
    正の強化のつもりの「好子消失阻止による行動の強化」をやってしまったら、これは拗れると思うんですよね。

    だって、関係が築けていないのに、
    飼主さんが「まず報酬を取り上げる人」というのがデフォルトなんですから。
    取り上げるがスタートラインなんですから。

    オヤツの使い方を間違えている、
    「犬は食いしん坊だから餌で釣って我慢させる」テキな発想が根底にあるトレーナーさんだと、まずこれをやっちゃうのかもしれません。

    それでも楽しく着いて来てくれる犬もいる。
    犬だから大半は着いて来てくれる。

    でも、そうでない犬もいる。

    初めから100%人に体を預けていない犬が、
    人がまず取り上げるところから自分にアプローチしてきたら、
    これはもう、犬だって疑心暗鬼になるでしょう。
    オヤツが出ると何かさせられる…楽しくないトレーニング?痛い思いの我慢?という感じでしょうか。。。

    でもオヤツが欲しいから耐える、ダメって言われないウチに隙をついて素早く食べる。
    素早くしないとイケナイから慌てるし、慌てるから興奮する。興奮すると叱られる…。
    挙句はオヤツは興奮するからダメと取り上げられる。
    だから、タマに出てくるとこれまた以前にも増して大興奮!
    しまいには、横取りされないようにフードアグレッシブな犬の出来上がり…という悪循環かな。。。

    …というワケで、
    オヤツだから単純に報酬とは限らない。

    オヤツを罰にして、犬に間違ったトレーニングをしてしまう。。。
    人間の無知なのに、犬が悪者にされちゃう。。。

    オヤツが悪いのではなく、
    こういうトレーニング法をしたがる人は、
    なんでも「取り上げて」る事から初めてしまうから犬の心が飢えてしまうんでしょうね。。。



    こういうのを行動分析学を使ってスッキリ説明出来るようになりたいな。現状のママでは自分がスッキリしないもの。

    行動分析学では「環境の管理」って言うのかな。
    例えば、空腹な方がオヤツの効果は高いから、
    食餌前に訓練すると効果が高い。
    だから食餌前にオテとかするとイイよなんて言うんでしょうね。

    でも、罰テキにする人は、この環境の管理も、
    敢えて飢えさせてから行う、なんていう事を堂々と言ってたりするので恐ろしいです。

    一見、応用行動分析学の環境の管理に倣った方法のようで、
    素人が聞いたら「正しい」事のように思えてしまうのです。

    満腹の時でなく、空腹の時にトレをするのと、
    あえて飢えさせて訓練入れるのは全く違う…という事が、
    行動分析学でなら説明出来る筈なんだけどな…。

    素人には可哀想じゃないことが可哀想に見えたり、
    可哀想な事を「このコの為に心を鬼にしてでも」なんてやっちゃったり…

    強引なシャンプーや爪切りも拷問だ、という事に気付かない…だから素人なんですけどね。




    まだ、不勉強なので行動分析学を使っての説明は私には無理ですね。
    ただ、私の中でザックリ掴めたのは、

    罰は何か…という時に、

    痛さの強度によるとか、
    互いの関係性によるとか、
    気持ちがこもっていればとか、
    やられた方が納得すればとか…

    これらは主観によるもので、
    大勢の人とで統一を図れる基準となるモノではないって事です。

    でも、行動分析学を使えば、
    何が起こっているか分析出来るから、
    一見罰に見えないモノでもちゃんと罰である証明が出来る。


    まず、人類は(でっかく言いますが、スキナー先生はその位の規模の事言ってますよね)ここの理解に立たないと、
    互いを罰し合う、その果ての戦争から逃れられない。

    私は、そういうメッセージを受け取りました。


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