24時間テレビの萩本欽一さんの、
ドキュメンタリー(裏話?)の番組を見ました。
驚いたことにほとんど運動をしたことのない66歳が、
70キロを24時間で走ろうというのに、
マラソン用のトレーニングをしていないのですね。
本人なりのトレーニングのみです。
それなりの運動経験がある、または、そう長い距離ではない、
時間制限がない、リタイヤが選択肢にある、
ということなら分かるのですが、そうではないのです。
欽ちゃんにとって、これはスポーツではないのでしょうね。
だから「本人なりのトレーニング」が、
最も、心を込めた方法なのでしょう。
「欽ちゃん良く頑張った!」と言う人もあるでしょう。
「なんて無謀な」と言う人もあるでしょう。
私は「無謀」派かな。
ちゃんとトレーニングすれば、66歳のマラソンも、
そう無謀ではないのだと思います。
実際、欽ちゃんは走り(歩き)きったし。
もう少し、身体の使いから腕の振り方、
事前の筋力アップなどをしておけば…
と思うのですが、欽ちゃんとしては、
「それでは欽ちゃんではなくなる」と思っているような、
そんな感じがしました。
私は回りのスタッフが気の毒でした。
欽ちゃんを事故なく走りきらせなくてはならない。
しかし、当の欽ちゃんは、マッサージもアイシングも拒否、
痛み止めの薬も飲まない。
その姿勢に感動して「欽ちゃん頑張れ!」と
感動する人が多いのだけれど、
周囲のスタッフは大変だろうなあ。。。
ある角度から見ると、とてもワガママな人だと思いました。
しかし、そのワガママな信念が、
人を感動させてもいる。
…親鸞って、こういう人だったのじゃないかしら?
ふと、そう思いました。