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栗塚旭
俺は用心棒
出演・栗塚旭/島田順司/左右田一平
『69年に放送された用心棒シリーズの第4弾。大ヒットした『燃えよ剣』と同じ、監督の河野寿一、松尾正武、全話の脚本を手掛けた結束信二、音楽の渡辺岳夫、主演の栗塚旭、島田順司といった布陣によって製作された。劇中で彼らの素性は明かされることはないが、個性溢れるキャラクターと虚無的ムード漂う世界観をとくと味わってほしい。』番組HPより
ケーブルテレビなのですが、最近よく見ています。
大河ドラマの『新選組!』で、土方歳三の兄役を演じた人が、実は往年の土方歳三だった…というのを聞いて、昔の新選組=
燃えよ剣を見たくなり…用心棒シリーズも見てしまいました。
「劇中で彼らの素性は明かされることはない」とありますが、こんなヤリトリがありました。
町人姿のお姫様をつれた、中年の侍女が「このお方は、実はさる高貴なお生まれの」とかなんとか言うのです。
すると左右田一平が「ほう…そうですが、実は我々も、詳しくは申せませんが、高貴な生まれでね」なんて言う。
栗塚旭の徹底したニヒルもいいですが、左右田一平のこの人を食った(「ような」は不要ですね)キャラクターがイイ!
用心棒シリーズの世界観に、作者の徹底した美学があって、…それも言ってみれば一種の勧善懲悪なのでしょうが、その美学が面白いです。