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    日本にあった戦前の陪審制度

    • 2006.03.13 Monday
    • 18:35
    陪審手引
    陪審手引
    四宮 啓

    実は、日本にはかつて陪審制度が実施されたことがありました。
    明治の開国の頃から導入の動きはあったようです。
    ただし、婦人参政権も無い時代ですから、
    最低でも「日本臣民で年齢三十歳以上の男子たること」とありますが。

    『12人の怒れる男たち』も男性しか出てきません。
    だからタイトルも『〜男たち』なのでしょう。

    私は法律の側から、これらの作品を見ようと思っているのではありません。
    でも、折角の機会ですから…

    今回、司法が大きく改革されたのです。


    そもそも、明治の頃から一般の人が参加していない司法というものに、
    司法の側にいる人が疑問を感じていたようです。
    反面、一般の人はそんなに成熟(賢く)していないだろうから、
    司法に参加させるのは危険では?という危惧があったようです。

    しかし、司法の専門家(裁判長とか、検察官とか弁護士)と
    そうでない人の間にギャップがあるのもおかしなものです。
    司法の専門家が「司法バカ」で、
    むしろ世の中の常識から、はずれているのではないか?
    という危惧が司法の専門家の側から上がったのです。

    一般の人は「司法の専門家」ではないかもしれないけれど、
    「生きることの専門家」ではあるはずなのですから。
    確かに裁判が一般の人の常識から離れたところで行われるのはおかしなことです。
    だから、陪審員制度(日本では裁判員制度と言います)を導入しようというわけです。

    『裁判員制度』は、一般の人が司法の担い手となることです。
    『陪審手引』の復刻版を監修された四宮啓教授は、
    「皆、わが国は民主主義だと言うが、ヘタをすると民主主義は投票するものだと思っている人もある。同等の権限を持っているということに関しては民主主義だが、一人一人があるテーマについて意見を交わして、一つの合意を形成するというのが、本当の民主主義のプロセスなのに、日本の社会というのはディベートをする場はあっても、これ(コンセンサス)を経験する場は本当に少ない。 
    しかし、裁判員制度では、まさに『民主主義のプロセス』を体験してもらうことになる。アメリカでも陪審員に選出された人は、最初は忙しいと嫌がるが、裁判官から任務の重さを聞き、渋々義務を果たす。しかし裁判が終わり、評決が出ると必ず「両当事者に対してだけでなく、社会に対しても自分が責任を負っていることが分かった」と満足した気持ちで家路に着く。これが民主主義なのだ。国民には負担をお願いすることになるが、それを上回る収穫があるからお願いしたい」と、仰っています。

    また、私達にもっとも直接的に関わっていると思われているのが、
    陪審員制度なので、それだけが導入されるように思いがちですが、
    実は、この改革は三本柱で成り立っているそうです。

    まず、『司法ネット』によって、
    弁護士事務所をもっと身近にしよう、ということ。
    もっと、簡単に普通の人が司法を利用・活用できるようにということだそうです。

    しかし、それには弁護士の数が圧倒的に少ないそうで、
    難しい司法試験では多くの合格率が望めませんから、
    司法の教育体制が改革され『法科大学院』が作られました。
    もっとも、これは司法のプロの粗製濫造に繋がるのではないか、
    という危惧もあるそうです。
    旧制度の司法試験合格者は、独特のプライドも持っているようです。

    そして、弁護士の数は少しずつ増えているのですが、
    そのほとんどは東京に集中し、
    大きくなっているのは、企業と共に利益を追求する
    渉外弁護士事務所なのだそうです。
    『司法ネット』にかかわる民事は相変わらず「マチベン」と呼ばれ、
    弁護士の常識では低く見られています。収入も低いからでしょう。
    これこそが司法バカではないでしょうか…。
    脱線してしまいましたが。

    皆が成熟し、裁判員制度を上手に社会が活用していけるよう願っています。

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    • 2017.03.27 Monday
    • 18:35
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      コメント
      裁判員制度の通知が始まりました。この記事を書いた時は、私は完全一致の合議制と聞いていたのですが、どうやら最終的には多数決もありとなってしまったのですね。先日友人に多数決は無い!と断言してしまったので訂正しなければ。
      ただし、裁判官を交えての多数決…いかがなものか。。。
      善光寺の住職が「宗教家として死刑の判決なんて出せません」と仰っていました。また「その重みを背負うのも一般の人には無理。だから職業として選んだ専門家に任せる」のだ、とも。
      司法も三種の浄肉なのか?こういう思いが前提にあるから、投票率が下がるばかりなのでは?選挙にも行かず、裁判にも行かず、浄肉に不味いと文句を言う…しかし、現実問題、最初に職場を休む人々は理解が得られにくいでしょうね。それには「ホントは行きたくないんだけど」と表明しておかないと、かなあ。
      • 虫一郎
      • 2008/12/02 11:58 AM
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