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評価:
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タカラトミー
¥ 6,500
(2010-07-10)
コメント:こんな子供向けのおもちゃを作ってはイケマセン!
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今日、ぼんやりテレビを見ていたらコマーシャルが…
「リカちゃん なかよしペットショップ」
http://licca.takaratomy.co.jp/products/index.html
タカラのサイト
http://licca.takaratomy.co.jp/
仔犬が生体販売されているショップのおもちゃです。
子供達はこのおもちゃで仔犬の「生体販売ごっこ」をして遊ぶことになります。
http://licca.takaratomy.co.jp/parents/message/index.html
このメッセージ通りであるならば、
この商品ほど相応しくない商品はない。。。
このおもちゃを子供さんに与えようとしている方は、
日本で犬猫が年間30万頭も殺処分されているということを知らないのだと思います。
子供さんにこのおもちゃを与えようか?
と思案されている方が読んで下さることを祈って書きます。
これは、あくまでも私の考えですが。。。
そもそも仔犬(猫)の「供給数」が多過ぎるのです。
他の商品と違って、
価格競争をしたり在庫一掃セールをしたり出来るものではないのだから、
供給数は慎重にコントロールすべきだと思います。
なぜ、無計画に「増産」されてしまうのか。
「売れれば良い」というパピーミル「仔犬生産工場」によって、
「生産」され続けているから。
パピーミル…養鶏場のような狭い檻の中で、
仔犬を産める限り、産み続けさせられます。
ポメラニアンなどは妊娠が確認しやすいように丸刈りだったりするそうです。
産めれば7歳でも産ませます。
パピーミルも生き残りを掛けて仔犬を生産し続ける。。。
ショップは店頭で仔犬を見せて(生体販売)売る。
動物の赤ちゃんは誰が見たって可愛い。
「つい、うっかり」買ってしまうのは仔犬だから。。。
しかし、離乳もそこそこに親兄弟から引き離された仔犬。
仔犬の精神の成長にとってもとても大切なこの期間、
ガラスケースの中で一日中人々の好機の目にさらされる。
そうして安易に「つい、うっかり」買ってしまった仔犬は…
そんなに簡単で可愛いだけの生き物じゃあない。
動物の飼育に適さない人だっている。
そして捨てられる先で仔犬を待つのは殺処分。
安楽死ではなく、窒息死。
「リカちゃん なかよしペットショップ」
を与えようという方へ…
=========10.09.22追記
子供さんと一緒に読める分かり易い、
優しい絵本を見つけました。
ご一読下さい。
ペットショップで生体販売が行われる限り、
安易な購入は後を断たないし、
殺処分される不幸な命も減らない。
生体販売をするペットショップというのは、こういう側面も持っていて、
既に、海外では生体販売は虐待として禁止されている国もあります。
子供さんのおもちゃとして、
こういった背景を少し考慮に入れてみてはいただけないでしょうか。。。
ついでにというか…
私はこのゲームも恐ろしい…
ケージから逃げてしまった仔犬を捕まえてケージに戻すゲーム。。。
http://licca.takaratomy.co.jp/play/petshop/index.html
犬猫のゲームだったら、
ワンコを上手なタイミングで褒める(オヤツを上げられたら)ことが出来たら
飼い主力がレベルアップするゲーム…とか作ってくれないかしらん。。。
=======10.08.29追記
あとへちまこさんのコチラの記事もご覧ください。
http://living-wan.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-7fd6.html
実は、我家は…ウチのダンナはレオをペットショップでカードで買った人です。
私は今では生体展示販売に反対だし、
クレジットによって「安易」な購入が増えることの危惧もしています。
私はそんな購入方法に大反対だった!と書けば聞こえは良いですが、
現実にはそうやってレオはここに来てしまったワケで。。。
しかし、そんなワケで…
とにかくへちまこさんの記事をご覧ください。
=========10.08.30追記
タカラトミーのお客様相談室に電話しました。
私が聞きたかったのは、
「タカラトミーさんは、
犬猫等の生体展示販売について承知でこういう商品を作ったのか否か?」
ということです。
とはいえ、お客様相談室の方(とても丁寧に対応していただきました)が
「コチラでは分かりません」と予想通りのお答えでしたが。。。
ただし、私が電話した内容は事業部の方へお伝え下さるとのことです。
ということなので、
生体展示販売について承知で作ったか否かは不明ですが、
今日からは、ガミガミさんも既にメールして下さってますし、
http://komedouraku.blog.eonet.jp/default/2010/08/post-9f9e.html
「生体展示販売について知っていて売っている」
という状況になると思います。
「子供達が遊ぶおもちゃだからこそ問題だと思います」
ともお伝えしました。
私としては、タカラトミーさんがこの商品をキッカケにして、
ガミガミさんがおっしゃるような…
販売中止という方向でも良いですが、
むしろ、この商品によって子供達に「犬猫の売買」についての啓蒙活動をすることや、
売り上げの一部が何らかのカタチで犬猫等の保護等に使われることを希望します。
========10.09.02追記
ペットショップでの生体展示販売の問題点が今ひとつ分からない方は、
コチラのグラさんの記事をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/nanakailua/archives/51063558.html
========10.09.04追記
がみがみさんのブログ
http://komedouraku.blog.eonet.jp/default/2010/08/post-9f9e.html#comments
経緯は分かりませんが、
私が確認した通販サイトでは
この商品の取り扱いが出来なくなっているようです。
関係あるかもしれないし、ないかもしれない。
しかし、とにかく「流通」はストップしているようです。(推測ですが)
もし、「生体展示販売」は如何なものか?
という主張に対して耳を傾け、何かを考えて下さったのなら本当にありがたいことです。
企業としては、在庫を抱えるという恐ろしいことになる筈ですから。。。
もっとも、企業として、在庫よりも恐ろしいこともあるでしょうが。。。
私自身リカちゃんで育った世代なので、
やはり「憧れの会社」ですから。期待してます!
=========10.10.17追記
リカちゃんなかよしペットショップは大変な人気のようです。
犬ネコ小動物の好きな子供さんが沢山いることは嬉しい事です。
でも、ワンコのお散歩で出会うお子さんの多くが、
「犬は触るもの」だと思っている。
つまり、ぬいぐるみと間違えている、と私は感じます。
先日も、数匹の犬が集まっているところへ、
2年生くらいかな?男の子が二人「触っていいですか?」と。
本当に礼儀正しいです。
柴犬を連れた人が、柴くんの様子を見ながら、触らせようか?と…
しかし、私はその柴くんがとても大人しく子供に触らせるけれど、
本当は子供が大の苦手で、ただただじっと耐えている、ということも知っていたし…
すでに、オスワリしていてシッポも耳も下がっているし。。。
思わず、
「無理しないで」と言ってしまいました。
柴ワンコの飼い主さんは、ワンコに言われたと思ったようだったので、
「犬が寄ってくれるまで待った方がいい。
柴くんの為ではなく、子供さんの為に、その方がいい」と付け加えました。
そうしたら、そのヤリトリを彼らのお母さんが見ていて下さいました。
「ああ、そうですね。(人間の)お友だち(への接し方)と同じね」と言って下さいました。
さらに「ぬいぐるみと思っているワケではないと思うのですが、
やはり、どこか分かっていないところもあって」と。
ああ、そうなんですよ。
押さえつけてでも触らせれば「犬はそういうもの」と思う親子さんも多い。
でも、実は、親御さんとしては、
一方的に「触りたい欲求」を子供が満足させることよりも、
犬との上手な接し方を身につける方を望んでいるんですよね。
その橋渡しをする人が少ないのかもしれない。
犬飼いは、犬を好きになってもらいたくて、
「触りたい」という犬好きの子どもとは積極的にふれあわせようとする。
でも、触らせる事よりも、
触り方を教える方が大事だと思う。
ドッグアクチュアリーの
「それぞれの動物愛護のカタチ 2010」イベントレポート (3)
http://dogactually.nifty.com/blog/2010/10/2010-3-43c1-1.html
この記事の中の、
「子どもたちへ動物愛護の啓蒙活動をしていくためには?」
このテーマ。。。
リカちゃんなかよしペットショップの繋がるな〜と思ったので、
トラックバックしてみます。