チャック君とトレーニングしていて、気付いたこと、気をつけたいことを書き留めておこうと思います。
私一人では気付かなかったのですが、チャック君とやったから気付いた事ってあると思う。
レオだと当たり前がチャック君には通じなかったり、
また、その逆もあったり。。。
レオと頑張っているのは、このあたり
足元まで来させてハーネスをつかむ
http://charliemama.weblog.to/archives/4440472.html
まず「オイデ」だし、それもがっつり掴める位置まで来ないと意味ない。
なぜなら、オイデは遊びじゃない。
緊急時にこそ使いたいものだから。
まず、これだし、これが出来ればとりあえずOKって言ってもいいと思う。
トレーニングしたくない人でも、これだけは必須だと思う。
で、案外と、これが出来ないペアは多いんだな…だから、皆リード頼みになる。
リードをしっかり握って放さない。
オイデが出来ないから引き寄せる。
犬が踏ん張るから強く引き寄せる。
強く引かれるから余計行かない。
余計行かないから、ショックを使って痛みを与える。
痛みを与えられるから、飼主さんを信頼しきれない…という悪い循環になるケースも多いでしょ?
犬が鷹揚なコだったら良いんだけど。。。
さて、「言った通りにやっているのに上手くいかない」って、
本人には気付き難い些細な事かなあ〜って感じです。
まずね、スタートがぐちゃぐちゃはイカンですね。
何かさせようと思って、やたらにキューや名前を連呼しちゃうの。
これはイカンですね。
でも、初心者はアリガチ。
そして、出す結論は「このコは食べたいばっかりで、ちっとも私の言うことを聞かないの。いっそオヤツが無い方が良いんじゃないかしら?」だったりする。
自分のキューを出すタイミングや出し方に気付いていない。
多分、職場で分かり難い指示を出す上司ってこういう感じかな。。。
たとえば「レオレオレオ、トンネル!トンネルよ!…トンネルトンネルトンネルトンネル」みたいな。
その間、犬はどうしているかと言うと、鼻の上方のオヤツを完全ガン見で、ピョンピョン跳ね回る。オヤツに飛びついてしまうから、手を右へ左へ、オヤツを取られないように動かす。ますます犬が右往左往してオヤツを持った手にだけ集中している。
下手をすると、オヤツを見て右往左往することが「トンネル」になってしまうかも^^;
ここは、オヤツは一旦背中にでも隠して、
オスワリをさせるなりして、犬に停止してもらって、そこから改めて「トンネル〜♪」かな。
始まり方って、初心者には難しかも。
で、始めはくぐったらそこでオヤツ。
オヤツをなるべく使いたくないって思っている人は、
犬がオヤツに着いて来たのをいいことに、そのまま歩かせてしまったりする。
そうすると、何がトンネルだったか分からないじゃないのかな?
最初は何がトンネルか分かるまでくぐったらオヤツでいいでしょ?
オヤツを使いたくないから、あげるタイミングを見送って量を節約しようとする。
すると、定着しないから、トレーニングのステップを上がっていかない。
だから、オヤツを使い続けなくてはならない。
オヤツをいずれ抜きたい、使いたくないという人が、逆にオヤツから抜けられないのはこういうことかな?って思った。
最初にしっかり使って、二次強化子をちゃんと使えば、いずれオヤツは自然に抜けちゃうんだよね。
ついでにオヤツを使いたくない理由って何かな?って考えてみました。
「太るから」「獣医さんに体重制限をされているから」って言う人は多いのだけど…
実際そういうケースもあるんだけれど…
そうでないケース。どうも本音はそれではなくて、飼主さん自身がオヤツを使うと犬が賤しくなるとか、オヤツで釣られるとかオヤツがあれば何でもするとか…そういう気持ちで…オヤツを使いたくない。
本音はそれだけど、トレーニングはオヤツを使うものだということは分かっていて…でも、どうも自分でやってみると、ワガコが賤しく見える。オヤツポーチをねらって他人様に飛びつく様を見たくない。それなら、始めからオヤツを誰も出さなければ他人様から貰うことは諦めてくれるのではないか…とかかな。
レオには、実際、ねだって立ち上がった時などは無視していただくようにお願いしました。
こういうお願いを出来る方と、お散歩トレーニング以外の場で、ご一緒出来ることはとても幸運だと思います。
さて、オヤツ。
たとえば、飼主さんが呼んでも来ないワンコ、近づいても手が届くか届かないかの位置を守って立ち止まるワンコが、オヤツを見せると食べる為に近づいてくる。
「私が呼んでも来ないのに、オヤツがあれば来る」
っていうのが「オヤツに負けている」感じがしたイヤなのかもしれない。
オヤツへの嫉妬とでも言うか。。。
でも、本当はオヤツがあっても出来ないことがあるワケだから、
そのオヤツは誰が持っているのか…も犬には大事なことなんだよね。
私が持っている、差し出したオヤツを食べてくれた…この事を大事にしたい。
これは、オヤツを外で食べられないコのママだと気付き易いけど、
よく食べるコのママは気付き難い。
外で食べれないという事に気付いていない人もいる。
今は欲しくないのかな?とか、このオヤツじゃ魅力がないのかな?とか。
とにかく、オヤツは最初は回数をケチらずに上げる。
ただし、一粒はメチャクチャ小さくても可。
3ミリ角でOK!
だって、ワンコってポロっと落ちた欠片を大切に拾って食べたりするでしょ?
こんな小さな欠片を?て驚くくらい小さい欠片。
だから、そんなに小さくてもワンコは満足出来るんだよね。
だから、一回の量は少なくてもいいから、細かく何回もあげる。
たまに一杯褒められるより、いっつも常に褒められている方が気分いいのは人間も一緒じゃないかな。。。
カリカリも小さく刻んでからお散歩に出る。
すぐ取り出せるようにして出掛ける。
…私、ちょっと遅いんだよね^^;反省。
こういう手間は案外と大切で、ここを端折ると失敗の元。
グチャグチャなままキューを出さない。
名前やキューを連呼しない。
オヤツを見せて「コレ上げるからやりなさい」みたいに釣らない。
一つのことが出来たら、すぐにオヤツをあげる。
最初からあれもこれもしない。
オヤツをあげながら褒めるとかタンタンマーク♪
あ、褒めない=フィードバックを返さない人も多いかも。
オヤツをあげたんだから報酬で褒めたと同様って考えるのかも。
でも、これはオヤツとは別に褒めないとイカンよね。
っていうか、これが一番大事かも。
「そう、その行動が正解だよ」っていうフィードバック。
フィードバックが返って来ない状況ってどういうことかというと、
混雑しているファミレスに行って、注文した時にウェイトレスさんがオーダーを復唱しない時。
…まあ、まずそういうことってないと思うけど…
「はい、分かりました」でオーダーを受けてしまう飲食店は結構ある。
本当に分かったのだろうか?と不安になったりする。
でも、頼んだメニューが来れば一応安心するんだけど…
次に行った時も、ちゃんと届くまで不安になる…そんなお店。
頼んだメニューが届く…がオヤツなんだろうと思う。
でも、そこに復唱というフィードバックがあるかないかの心理状態って全く違う。
待つ側ってそういうモンだよね。
犬にフィードバックを返さない人って結構多い。
悪気じゃなく、分かっているハズって感じかな。
あと、人前で照れくさい。みたいな。
でも、そこは犬の為に乗り越えたい課題だよね。
自分が思う程、犬を褒める人を変だなんて思う人はいない。
特に男性が犬を褒める姿はカッコいい。
私はそう思う。
もっと褒めなきゃだわ♪
言われた通りやっているのに出来ない…というときは、
どこか、自分では当たり前とか、気付かないところに「言われた通り」じゃないところがある…ハズ。
他の人がやっているのを見ると、出来る人でも出来ない人のでも…
自分とのやり方の違いが見えたらヒントになる。
がんばろう^0^