…と物騒なタイトルをつけてみました。
あるらしいですよ…って書くと「ああ〜ひっぱりっこ遊びがダメなのね」って、
短絡的な人は結論づけて、誰かに「有意義な情報」として「引っ張りっこはしちゃダメ」って伝えるでしょ?
ダメですよ、ちゃんと聞いてね。…って長いからイカンのか^^;
引っ張りっこ遊びが危険なんじゃなくて、遊び方が危険。
引っ張りコ遊び自体はしないとイカンよ。
だから、これは引っ張りっこ遊びに限らず、犬の体の作りを頭に入れておけば、いろんな場面で「無理をさせていないか」「何はやってよくて」「何はいけないのか」が分かるハズなんだと思う。
ちゃんと知りたい方は、チャーリーママさんのオンラインで読めます。
http://blog.kuruten.jp/charlie
有料なので、躊躇う方は、
こちらの無料のブログを探したら…ある…かもしれない。私探してないのでごめんなさい。
http://charliemama.weblog.to/
「引っ張りっこ遊びが危険、ダメ」って書くと、多分、
「犬がリーダーになっちゃうからですよね」って言う人…結構いると思います。
「最後は人間が取り上げるようにしないと犬がリーダーになってしまう」って覚えた人多いと思う。
これが曲者ですね。
だから、犬が力一杯引いて、首振って、全身でガンガン引いて頑張っても人が放さない。
実は、これがイケナイ。
この時、首に負担が掛かっちゃってるんですね。
顎ほど首は強くないんでしょうね。
おまけに、人は立っている。
これもリーダー論で、人は上。
目線的にも上からで…という意識があるから、引っ張りっこ遊びは立ってしましょう…って敢えて言われなくても、なんとなく、犬と遊ぶ時は常に上からしかけてしまう。
すると上に向いて首をあげて引っ張るから首つり状態。
余計に負担が掛かる。
警察犬訓練とかで飛びついてぶら下がっているところなんかを見るし、
顎の強い犬を連れている人は犬が何かをくわえてぶら下がっているところを得意になって人に見せたがるからね。
人間だったら顎が持たないからこれは出来ないでしょうが…
犬は顎が保つ分、首が負担と言うワケですね。
ウチは先代犬もポメだったし、リーダー論の上からって言うのはどうも全く納得いかなかったので…ナナちゃんはワガママなところもあったけど…少女漫画に出てくる「いじわる役」みたいな…でも、リーダーでは無かった^^;
ポメだから、私達の力が過剰にかかることは自然と避けてましたね。
ぬいぐるみでも強く引き返してきたら渡してしまったし、
引っ張りっこもこっちは寝っころがっているぐらい…まあ、手抜きなんですけど^^;
人間が勘違いしてしまうのは、体重が30キロくらいのコになると、相当に力強くなるから、人間でいうと100キロ近い人のような印象があるかもしれない。
しゃがんでいると、30キロのコが隣で尻尾を振っただけで、体で押されてコケたりする。
その位、強さや圧力がある。
これは、犬が効率よく体幹を使っているから。胴体力が強いということ。
でも、力強さを感じると、人間は手足も同じくらい強い、そのジョイント部分である関節も強い…って錯覚しているんだと思う。
実際には、彼らの手足は細いし、手足の関節なんか、私たち程の筋肉はついていない。
体幹が強くて引っ張る力は出せるかもしれないけれど、人間とは質が違うってことだと思う。
そして…ここからが本題!
ひっぱりっこ遊びで犬の精神的な学び…
ああ〜続きはチャーリーママさんのオンラインで^^;
http://blog.kuruten.jp/charlie
犬の欲を満たすということ。
そういうのって、私は、それこそ「本能的」なことだと思っていたから教えられないって思っていた。
でも、そうじゃないの。
教えられるし、むしろ家庭犬として社会化していくには、こういうところを丁寧に教えてあげなくちゃイケナイ。
それは「しつけ」る為(ばかり)じゃなくて、犬の心が安寧で平和であるために。
満たされない欲求を抱えたまま、欲求不満で出てしまう抑えられない行動を、
大好きなママから「問題行動」「問題犬」「吠え癖」「咬み犬」なんて言われて疎まれる…なんてお互いが不幸過ぎる!
とかく日本は「抑える」「我慢させる」が大好きだ。
我慢させられて育った私達は、子供や他の生きものを育てる時にも、
当然のように「我慢」という方法を堂々と当たり前に使う。
吠えるコにビターアップル……とかね。哀し過ぎるでしょ。
これが犬に優しい方法だと思っている人も多い。
全然優しくないですよ。
他に方法が無いなら仕方ないけど、他に方法があるのですから。
その方法に辿り着くのが、ワガコへの真の愛情な気がします。
というワケで、レオとの動と静の遊び。
楽しく頑張ってみようと思います。
あと、1つおまけ…
犬を抱き上げる時に、二本足で立ち上げさせて、正面から赤ん坊を持ち上げる時のように腋の下に両手を差し入れて持ち上げようとする人がかなりの数いる。
人間は鎖骨があるから、こうして良いのだけれど、
犬は鎖骨が無いから関節はそっち方向に可動域がない。
つまり、柔道で言うところの「きまってしまう」=関節が外れるかもしれない。
この持ち上げ方は危険だよ。
あとね、関節で思うのは、日本の犬はどうしたって運動不足。
特に仔犬時代の過ごさせ方が難しいと思います。
仔犬はちゃっちゃしててかなり激しいから「十分運動している」ように見えるもんね。
でも、イギリスのコたちを見てたら、
お散歩デビューと同時に自由運動が待っている。
人間だったら3歳児位だろうか?
人間の赤ちゃんでも関節がすっごく外れ易いコっていますよね。
おむつかえるだけではずれちゃうの。
こういうコは、関節の溝が浅いとか、元々の関節が緩いのだとは思います。
関節には物理的に可動域がちゃんとあって、個人差はあんまりなくて…
でも、たとえば左右開脚で180度以上に開いてしまう人もある。
記憶が定かでないのですが、人間の股関節の可動域は180度開きません。
見た目左右に真っすぐに開いているように見えても、関節は真っすぐまではいってません。
というのが普通ですが…中には180度以上開いてしまう人もいる、ザツギダンとかに^^
こういう人は実は亜脱臼している。
でも、脱臼にならないのは関節をささえる中の筋肉が保っているんだよね。
人間の赤ちゃんも成長と共に赤ちゃんの時のような外れ方はしなくなる。
これは、自分で立って運動するようになって、関節を覆う筋肉に支えられるようになったからだと私は思う。
レオはポメだから気にしていた。
ナナちゃんは骨の丈夫なコだった。少し外れたけど。
ナナちゃんは私達のジョギングに付き合うコだった。
レオには、それほどじゃないけど、仔犬自体は2〜3キロは休み休み走った。
ダッシュではなく、平坦なところを走ったり歩いたりした。
骨は負荷をかけないと強くならない。
日本の医師は体重を減らして安静に…
確かに安静にしていれば事故を起こす原因に出会い難い。
体重が少なければ関節は重みを支えなくて良い。
でも…本当にそうだろうか?
あまりに細いコもいる。
人間でいえばスーパーモデル並みのダイエットを指示されたコもいる。
むしろ、関節を支える筋肉も落ちてしまったんじゃないだろうか?
なんて気がする。。。
仔犬を連れている人で走る人をほとんど見たことがない。
犬に引っ張られてダッシュしている人はいなくもないが…
小型犬だとガッツリ引きながらウェイトプル=重量引きをしちゃっている。
これはむしろ仔犬には絶対イケナイと思う。
引っ張りっこ遊び同様、関節に多大な負担を掛ける。
まだ成長しきっていない体には重さという負荷は掛けてはイケナイ。
これは人間も犬も同じ。
だけど、仔犬自体にウェイトプルになってしまっているコはかなりいる。
だから、その後…関節等に支障が出るのではないのか…そんな気がする。
だから、リードは特に緩んでいないと危険だ。
だからといって仔犬の関心のままにダッシュの繰り返しもどうかと思う。
犬が飼えますか?
という時にイザという時の治療費…って必ず上がる項目だけど…
もちろん、そのことは考えておかなくちゃイケナイのだけど…
その前に、病院にかからなくても良い健康な体作り…ってこともあると思う。
その手間は時間を使うから、仔犬を飼う「ゆとり」ってソコかもしれない。
仔犬の体作りに裂く時間と手間は無いけど、病気になったら十分お金はかえてあげられます…って何かが違う気がする。
不健康で痛みや不快感を常に感じているコは、
当然日々不機嫌だし、いろいろな事に耐え難いから、
所謂「問題行動」だって出易い。
お腹が弱くて下痢し易いコとか、関節の外れ易いコが、吠え易かったり噛み易かったりするのは…ある意味、当然だよね。
いくら病院にかかったって、一生不快感を伴って生きるのは…ねえ。。。
まず、そこから見直してあげたい。