今日、動物病院に行って来ました。
家を出る時はいつも通りな感じだったのですが、
暫く自転車を走らせると、まあ、びっくりする程、吠える。
まるでイナバの白ウサギが、塩水を浴びて泣いているように、
全身神経過敏…という感じで何を見てもどこの道でも吠えまくる。
自転車こいでも、押して歩いても立ち止まって抱えても吠える。
低気圧だからかな…イヤな日に出て来てしまった…出直そうか…
とも思ったのですが、今日を逃すとまたいつになるやら…
イボを見つけてしまったのです。
多分、大した問題は無いと思うのですが、
大丈夫…という確認の為に診てもらうべきでしょう。
だから今日でなくても…と思うのですが、
それだからこそ、日をずらしたらずらしっぱなしになりそうで。。。
受付に辿り着いて、診察まで1時間待ちとのこと。
近くの公園で待つ事にします。
いつもこの公園で待つので慣れてはいるハズなのです…
おおおおおお〜今日は、なんて大量の子供なんだorz
しかも、入口でいきなりボルゾイ……美しい〜…がレオにはデカイ^^;
とりあえず、ボルゾイと子供を避けて公園奥へ…歩こうと思ったら、
正面からがっつりオスのポメさん^^;
と思う間もなく、なぜか今日の公園は作業中。
工事の車が入ってる(TT)←滂沱の涙。
とにかく、それでも人や犬が少なそうなベンチを見つける。
歩いたら…臭いトリをしたら…落ち着くだろうか…
そんな事を考えて歩かせてみたけれど、
イナバの白ウサギというべきか、
全身体毛全て触覚状態は続行しており、
ほんの小さな刺激…遠くを歩く犬にも吠えまくる。
もう、このベンチで抱っこして脱感作しかない…と肚を括りました。
秘密兵器は途中で買って来たカスタード味のたいやき^^
たいやきが珍しいのか、ハッと注意をコチラに向けてくれる。
私が一緒に食べるのもレオには大きい。
その後もひたすらオヤツ。
この時、私を支えてくれたのは、チャーリーママさんの
「抱っこで落ち着かせられるのも技術です」
自分をちゃんと信じてみようと思いました。
オヤツを口に入れながら…
脱感作だとひたすら食べるだけで良いのだけれど…
「一口、口に入れた事」を褒めてみようと思いました。
褒め言葉は?「そうそう」??
いや…レオの場合はタンタン♪の方が良い。
声よりもその方が自信を持つ。
だから、一口入れては、タンタン♪を繰り返しました。
暫くすると抱いている胸の動悸がおさまり、
体の力が抜けていきました。
「抱っこで落ち着かせられるのも技術です」
おおお〜って気分^^
さっきまで、近くを犬が通ると危ない気配だったのが、
今は大丈夫だ。
イナバの白ウサギ状態だった時に思いだしていたのはやなおさんの記事。
シグナルと介入への覚書①〜④
http://mimihana3387.blog90.fc2.com/blog-entry-516.html
http://mimihana3387.blog90.fc2.com/blog-entry-518.html
http://mimihana3387.blog90.fc2.com/blog-entry-519.html
http://mimihana3387.blog90.fc2.com/blog-entry-520.html
やなおさんは、脳内物質の事とかホルモンの事とか、
ちゃんと書いていて下さるので「そうなのか!」と、
レオの姿と私の仮定がピタ!っと繋がる事があって、ポンと膝を打つ!
ホント助かります。
今日も、この記事が頭にあったから、
イナバの白ウサギから脱するには、
少し時間はかかるだろうな…って思えた。
慌てずにフラットに戻るまで待とうって無理せず思えた。
いつもは大丈夫なモノや距離が、
全くダメな時だってある。
何がスイッチだったか、分からなくても、
とにかくスイッチが入ってしまったのは確かだ。
最初のスイッチが「びっくり!」と共にやってきたのかもしれない。
http://mimihana3387.blog90.fc2.com/blog-entry-519.html
そして、
http://mimihana3387.blog90.fc2.com/blog-entry-516.html
脳内ホルモン(ノルアドレナリン)は作用が早いけど、消えるのも早い。
でも、内分泌系は消えるのに時間がかかるんですって。
だから、びっくり!でスイッチが入って、
ノルアドレナリンが出ている間に、
そこに畳み込むように細かなスイッチが入ってしまうと、
内分泌系が追加されまくるんじゃないですかね。
なんか、あの自転車移動中はそんな感じでした。
だから、公園のベンチで抱っこしながらひたすらにオヤツとタンタン♪
「食べる」と、今度は「セロトニン」が出るんだよね。
セロトニンは「幸せホルモン」なんて呼ばれてる。
まず食べている事で脳が落ち着き出す。
「タンタン♪」はレオにとって既に古典的条件付けがされている音だ。
レオが自信を持てる音だ。…私が意図したのではないけれど、どうもそんな気がする。
レオは私がタンタン♪とすると、自分に自信を持てるのだ。
30分位、そんな事をしていたら、犬や走り回る子供に視線は向けても反応はしなくなった。
少し、歩いてみた。
落ち着いて歩いている。
匂い嗅ぎもいつも通り。
犬を意図的に避ける誘導にも着いて来てくれる。
病院へ戻る。
更に待合室で30分程待つ事になった。
暫くすると、診察室からダックス君が出てきた。
目の前に座る…レオは私の膝の上だが…
イカン…見つめ合っとる、体が硬い^^;焦る私。
レオの前に『いぬのきもち』を開いてみたりしてみる^^;
「イイコだね」「エラいね」「タンタン♪」
目の前の飼主さんが怪訝そうにしているけれど、
構うものか…レオの動悸が早くなっているのだから、私は囁き続けたね。
抱っこではどうしても視線を遮れないので、
スリングに入れた。
大分落ち着いた。
ダックスの飼主さんからは「ウチが何かした?」という空気が出ている。
すんません、近いというだけで、ダックスというだけで
ダメなもんはダメなんですわ。^^;
そして診察。
これが、まああ〜びっくりした。
久しぶりの院長先生の診察だったけれど、
私達は、この院長先生を信頼していて、
先代犬から20年、この先生の病院に通っている。
レオはこれまで、他の若い先生に、
ペロペロ攻撃をよくした。
ペロペロペロペロ…レオに酷い事しないでね。
ペロペロしてれば何もしないよね…ペロペロ…と^^;
ところが、最初から最後まで、
院長先生が「診察に協力的」と言う位、レオは大人しかった。
全身を触って他にイボなないかワシャワシャされたり、
耳も診られた、肛門腺も絞った。
「エラいね〜」と声を掛けると、
その度に「エラいの?」と私を見る。
イボも、ほぼ、老人性のものでしょう…という事で一件落着。
皮膚乳頭腫
http://dog-health-jp.com/dog-warts.html
老人性かあ。。。
レオは大変だったかもしれない。
私はもっと大変だったよ^^;
でも、収穫が大きい一日だった!
そして、今、レオは私が昨日買って来たフワフワポンチョにくるまって寝てる。
以前は寝てる時に何かを掛けると嫌がって出て来てしまったが、
今日はくるまっている。
とても軽い素材だということもあるけれど…
「ホールドラッピング」に安心しているような感じがする。
犬の笑顔と寝顔の為なら何でも出来るな〜って思っちゃうね^^